Bluetooth® 技術は、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせを通して実装します。これは、一般的にBluetoothのHost(ソフトウェア)とController(ハードウェア)と呼ばれます。
Bluetooth仕様で最も広く実装されている2つが、バージョン2.0/2.1として採用されたBR/EDR(Bluetooth Basic Rate/Enhanced Data Rate)と、バージョン4.0として採用されたBluetooth LE(Low Energy)です。それぞれ用途が違い、ハードウェア要件を満たすために使用するチップセットも異なります。両方の実装に対応するデュアルモードのチップセットもあります。
各実装には、Host(ソフトウェア)とController(ハードウェア)のそれぞれの部分について最低限求められる層から成るコア構成があり、両者を合わせてはじめて完全なBluetooth実装となります。以下に、ControllerとHostのサブシステム、および最終製品の各製品タイプについて、これらのBluetooth技術の実装で一般的に必要とされるコア層を示します。
*注:Bluetooth対応の製品タイプについて最も一般的に必要とされる層を示していますが、すべての層を設計に含める必要のない実装もあります。詳しくは、コア仕様の「Core Configurations」(Volume 0, Part B, Section 4)を参照してください。
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