新しいBluetooth®の最終製品またはサブシステムにコンポーネントを組み込む場合、元のコンポーネント認証で行った試験のエビデンスを試験計画書で参照できます。参照があれば、認証済みのコンポーネント設計に変更を加える場合、変更によって影響を受けないテストケースについては試験を行う必要がありません。
元のコンポーネントの認証/評価日付が、新たに認証を希望する設計の3年以内であれば、元の認証の適合性試験のテストケース(末尾に-Cの付くテストケース)を継承して、試験計画書の作成時にそのエビデンスを参照できます。相互運用性試験のテストケース/エビデンス(末尾に-Iの付くテストケース)は継承できず、コンポーネントの組み込みに関連して行う新規認証のテストケースについては、必ず新しいテストエビデンスを提出する必要があります。
テストケース参照リスト(TCRL)は随時変更されるため、新しいテストケースが導入されると、既存のエビデンスがないということになってしまう場合があります。コンポーネントが3年以内のものである場合、既存のICS選択に関連して導入された新しいテストケースの試験や、元のコンポーネントの評価日以降のTCRLのリリースで公開されたTSEの影響を受けるテストケースの再実施については、メンバーが責任を問われることはありません。設計については、元のコンポーネント認証以降のTCRLリリースで公開されたExpedited Erratum(緊急修正事項)には必ず適合している必要があります(必要に応じて、関連する新しいテストケースに対するテストエビデンスの提出が求められます)。
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